9月に突入しました。
夏の疲れを癒すべく焼肉屋で栄養補給してまいりました、森本です。
私はタンとカルビとハラミが好きです。
ハラミは牛の横隔膜のことです。横隔膜って美味しいね!
この横隔膜は肺呼吸している”ほ乳類”にしかありません。
呼吸に深く関係していている横隔膜、聞いたことはあってもその動きをイメージすることができますか?
もしイメージできないようでしたら、この記事が参考になるかもしれません。
横隔膜は膜ではなく筋肉である
膜という名称から勘違いしてしまいますが、実は膜のよな形状をした筋肉です。
分類上は横紋筋と呼ばれ、横隔膜は呼吸の際に使われる筋肉の1つです。
筋肉ですので力を入れると収縮し、脱力すると弛緩します。
人体の筋肉は大きく3つに分けられます。
1⃣骨格筋(横紋筋):一般的にイメージされる筋肉、意思で直接コントロールできる随意筋
2⃣平滑筋(内臓筋):内臓など自分の意思では動かしたり止めたりできない不随意筋
3⃣心筋(横紋筋の1つ):心臓壁のみに見られる筋、横紋筋の1つでありながら不随意筋という特殊な筋
筋トレ好きな方はきっとこう思われるとおもいます。
横隔膜は骨格筋(横紋筋)『じゃあ、鍛えられるやないか!(興奮気味に)』
「 はいっ!(冷静に)」 そうでございます。
筋トレで効果の高いとされる原理原則は
ターゲットの筋を意識しながら、最大伸展時から負荷をかけて最大収縮させることです。
横隔膜を鍛えることに当てはめると、
意識しながら”横隔膜を最大に下がったところから最大に上にあげる”ことです。
息を吸った(下がった)ところから最大に吐く(上げる)ことです。
吸うより吐くが重要なので赤色です。
意識しながらとは横隔膜をイメージすることです。
横隔膜をイメージする
横隔膜は目で見えませんし、そのものを感じるのも難しいです。
ですからまずはイメージして下さい。
動きをイメージする際に、吸った時・吐いた時、上がるのか・下がるのかが混乱しますよね。
これはもう意識しながら息を吸って下がってお腹が膨らむ、吐いて上がってお腹がへこむというイメージをもちながら腹式呼吸の反復練習しかありません。
呼吸が浅いとは横隔膜の上下幅が短いことです。
浅い呼吸をしていると横隔膜の動きが少ない為、どんどん横隔膜が硬くなりやがて呼吸する際に、首や肩・背中の動きで横隔膜の硬さを代償するようになってしまいます。(肩こりの原因になる)
それだけにとどまらず、浅い呼吸は色々と身体や精神に不具合を起こす可能性があります。
深く長く吐く呼吸(上下の幅がゆっくりと大きく柔らかく横隔膜を使えている呼吸)が、健康上身体にとって良い呼吸となります。
また横隔膜は呼吸における主力筋作用だけでなく
・横隔膜が下がった状態で息を止めることで腹圧を高め、排尿・排便などの行為の補助をする作用
・重い物を持ち上げる時に、腹圧を高めることで腰椎の負担を軽減させる作用
などもあります。
まとめ
鍛えるべきは『横隔膜』
イメージし意識しながら腹式呼吸を反復練習
良い呼吸は横隔膜を意識して呼吸する(腹式呼吸)
息を吸う→横隔膜が下がることで内臓も下がる→お腹が膨らむ
息を長く吐く→横隔膜が上がることで内臓が上がる→お腹がへこむ
深く息を吐く呼吸は、横隔膜の上下幅を大きくすることになります。
内臓が大きく動くことになり、内側をセルフマッサージするかのように、各内臓機能が良くなります。
意識しづらい場合は、
寝ながらお腹に手を当てて呼吸して、自分で感じながら呼吸練習してみるのもいいかと思います。
手でお腹の膨らむ感じをかんじながら、横隔膜の動きをイメージする練習です。
筋トレと同じ要領です。
いい結果を生む、種まきだと思って…
姿勢も良くなりますよ。
最後まで読んでくださりありがとうございました。