こんにちは、森本です。
昨日は西武線のことについて書きましたが、
今日は人体にも鉄道の路線のように走っている経絡という経路があるというお話です。
東京郊外には中央線・京王線・小田急線・東急東横線など各路線が沢山あるように、
人体にも肺経・大腸経・胃経・脾経など12の経と、督脈・任脈の2つを合わせた合計14の経絡があります。
その経絡の流れ上に経穴(ツボ)が存在します。
ツボは鉄道で例えるなら、路線上の駅だと思って下さい。
よく使われる有名なツボは、急行停車駅や乗り換え駅みたいなものです。
これまで、健康に良い”息を長く吐く呼吸”についてオススメしてきた訳ですが、
ここで呼吸について東洋医学的な観かたをしてみましょう。
経絡の肺経に関係があります。
肺の経絡 ≪肺経≫
東洋医学では肺というよりはもっとおおまかに、呼吸器系全般を指しています。
肺は五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で一番上にかぶさるように位置して、
外から取り入れた空気(外気)を他の五臓にうまく配分する作用をしています。
正式名は『手の太陰肺経』
流れ(ルート)は 胸→腕→手→親指
その経穴(ツボ)の数は11穴
肺経ルート上の気の巡りが弱くなった状態を、肺経が虚しているので『肺虚』と言います。
肺虚になると現れる症状
- 呼吸が少なくなる(少気)
- 動悸がする、息切れがする
- 気弱、心配性になる
- 気力が薄れ、気が少なくなり鬱へ移行する
- 皮膚がかさつき、艶がない
- 口が渇く、胸が苦しくなる
- 咳が出る、気管支炎や喘息など
肺経のツボを選んでの鍼灸や、肺経の流れのルートに沿ってマッサージなどで
経絡の気の流れを良くすることは、
これら肺虚の状態を改善するのに有効です。
東洋医学的な視点で観ると、腕や手が関係してくるという現代西洋医学とはまた違った感じに見えてきますね。
そこが奥深かったり、不思議と納得したり、難しかったり、迷ったりと、、色々ですが
やっぱり
『そこがおもしろいところ』
ですね。
ところで、
質問
お金が余っていて、休みが取れたらどっちに旅行に行きたい?
アメリカ or 中国
アメリカ(西洋)ですか?
それとも中国(東洋)ですか?
好き嫌いはあると思いますが、どっちにいきますかね。
私の答えは
『両方!』
どっちも行きたいでしょ、単純に
よく分からない例えをしてしまいましたが、
「西洋医学の視点も東洋医学からの視点もどちらもバランスよく見聞したいですね」
ということでした。
明日は週末、今週もお疲れさまでした。
よい週末を!